コウラのアメリカ留学生活 ~子育て、英語教育、アイスホッケー、文化の違い、株~

子育てやアメリカ生活などを通して感じたことの雑記。子育て、英語教育、アイスホッケー、日本と米国の文化の違い、株など。

英語学習法について(その4)「読む」の学習方法

コウラです。

 

前回まで、英語学習とスポーツの類似点、「型」の重要性について書いてきました。今回から数回に分けて、これまでを踏まえて英語の4技能をどのように向上させるのかについて書きたいと思います。

 

【読む】

まず、英語を「読む」ための能力について説明します。前回書いたとおり、この技能の目標はより速く正確に読めるようになることです。正直なところ、この技能は日本人が最も得意とするものなので、それほど詳細にあーだこーだと説明する必要はないかと思います。前々回に説明した文法力、単語力、英語の体力の3つを向上させればよいでしょう。ここでは、英語の型を意識して勉強する必要はありません。もちろん型を意識してもらってもよいですが、この技能のために型を身に着けるのは時間がいくらあっても足りません。

 

なお、単語力について一つ言うならば、単語は英単語を見たら一瞬で訳語が出てくるまで覚えてください。たとえばworldと聞いて「世界」と出てくるぐらいの速さです。意味がいくつもある単語の場合は、まずは辞書の一番上に出てくる意味を覚えて、それを完璧にしてから次の意味を覚えてください。一つの単語について何個も意味を覚える際は、はじめから何個も覚えようとせず必要に応じて覚えていくとよいでしょう。また、覚える際には、黙読で覚えるだけなく、口に出して覚えることも有効です。これは単語の正確な発音を身につけることにもつながります。さらに、耳で覚えることも有効です。ipodなどで単語の音を聞き、2秒後に日本語が流れるようにすれば、2秒間のうちに日本語を答えるという暗記作業ができるようになります。

 

 また、英文を2度読みすることは時間の無駄なので、1度で理解できるようにしましょう。これをできるようになるには、多読と音読が有効です。音読をする際の注意点として、英文を目で追って何も考えずにただ英文を発音するのではなく、あたかも自分の考えを誰かに発表しているかのように気持ちを込めて1文1文を読み上げてください。音読は1度だけではなく、先頭の単語を見ればその後の文章がそらで口から出てくるぐらいになるまでやります。特に、意味が取りにくかった英文についてこれをやるのが効果的です。

 

今回は短いですが、次回の【聞く】の技能の説明が長くなりそうなのでここまでにしておきます。